当サイトはアフィリエイト 広告を利用しています

X5はBMWが2000年から販売している大型のSUVです。

1998年に先行して販売を開始したレクサスのRXによって高級クロスオーバーSUV市場が盛り上がりを見せるなか、BMWが満を持してこの市場に投入した車がX5です。

BMWの開発する自動車の共通コンセプトでもある「駆け抜ける歓び」を体現したX5は従来のSUVとは異なるSAV(Sports Activity Vehicle)という新しいカテゴリーの車として登場しました。

BMWらしいフロントグリルのデザインやスポーティで洗練されたルックスが高い評価を受け、その後ダウンサイジングするかたちでX1やX3といった車が次々と開発されるなど、いまやXシリーズはBMWの一大シリーズとして名を馳せるまでとなりました。

なおX5は2007年、2013年、2019年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売している車両は4代目モデルとなります。(初代モデルのX5は市場に出回っている中古車台数がわずかですので割愛させていただきます。)

以下ではX5の型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

2代目 E70系X5(2007-2013)

2代目 E70系X5の基本情報

2代目X5は2007年に登場し、開発に使用されているコードネームから通称E70系と呼ばれています。

2代目 E70系X5の型式

2代目X5の型式はFE30、ZV30S、ZV44S、FE48、ZW30Sの5種類です。
このうちZV44S/FE48型X5は市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や年式によって区分されています。

型式 エンジン 年式
FE30 ガソリン 2007.6-2010.4
ZV30S 2010.5-2013.10
ZW30S ディーゼル 2012.1-2013.10
FE30/ZV30S型X5は年式が異なるものの、エンジンの種類は同じですのでスペック・維持費の目安・中古車価格帯の項目ではまとめて紹介します。

2代目 E70系X5のグレード

2代目X5の主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード FE30 ZV30S ZW30S
標準 3.0si
xDrive 30i
xDrive 35i xDrive 35dブルーパフォーマンス

2代目 E70系X5のスペック

2代目X5のスペックは以下のとおりです。

項目 型式
FE30
ZV30S
ZW30S
エンジン ガソリン ディーゼル
排気量 3000cc
駆動方式 4WD
ターボ 混在
使用燃料 ハイオク 軽油
車両重量 2100〜2170kg 2220kg
想定実燃費 7.5km/L 10.2km/L

2代目 E70系X5の維持費の目安

FE30/ZV30S

ZW30S

 
2代目X5の維持費は型式によって異なり、年間232,075~318,975円(月あたり約19,300~26,600円)が目安となります。

  • FE30/ZV30S型X5
    →318,975円/年(約26,600円/月)
  • ZW30S型X5
    →232,075円/年(約19,300円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なりますが、FE30/ZV30S/ZW30S型X5は同じ課税クラス(2500〜3000cc)に該当します。
    また環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した2代目X5の自動車税は約15%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 標準税額 13年経過
    FE30
    ZV30S
    51,000円 58,600円
    ZW30S
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、FE30/ZV30S/ZW30S型X5は同じ課税クラス(2000〜2500kg)に該当します。
    またディーゼルエンジンを搭載したZW30S型X5はエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。
    なお環境負荷の観点から新車登録後13年が経過したFE30/ZV30S型X5の重量税は約40%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 エコカー 標準税額 13年経過
    FE30
    ZV30S
    20,500円 28,500円
    ZW30S 12,500円
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    2代目X5は自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、ハイオク1Lあたり140円、軽油1Lあたり110円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    FE30
    ZV30S
    186,700円
    ZW30S 107,800円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目X5の型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
FE30 ZV30S ZW30S
対人賠償責任保険 6 8 11
対物賠償責任保険 9 9 11
搭乗者傷害保険 7 7 7
車両保険 16 15 17

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

2代目 E70系X5の中古車価格帯

2代目X5の型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

2代目X5は市場に流通する中古車が少ないため、それぞれ全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
FE30
ZV30S
ZW30S
2007年 85〜285万円
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年 150〜295万円
2013年

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

3代目 F15系X5(2013-2019)

3代目 F15系X5の基本情報

3代目X5は2013年に登場し、開発に使用されているコードネームから通称F15系と呼ばれています。

3代目 F15系X5の型式

3代目X5の型式はKR30S、KR30、KR44S、KR44、KT20、KS30S、KS30の7種類です。
このうちKR44S/KR44型X5は市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類によって区分されています。

型式 エンジン
KR30S ガソリン
KR30
KT20 ハイブリッド
KS30S ディーゼル
KS30
KR30S/KR30型X5、KS30S/KS30型X5はそれぞれエンジンの種類が同じですのでスペック・維持費の目安・中古車価格帯の項目ではまとめて紹介します。

3代目 F15系X5のグレード

3代目X5の主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード KR30S KR30 KT20 KS30S KS30
廉価 xDrive 35d SE
標準 xDrive 35i xDrive 40e xDrive 35d
上級 xDrive 35i xライン xDrive 40e xライン xDrive 35d xライン
スポーツ xDrive 35i Mスポーツ xDrive 40e Mスポーツ xDrive 35d Mスポーツ

3代目 F15系X5のスペック

3代目X5のスペックは以下のとおりです。

項目 型式
KR30S
KR30
KT20 KS30S
KS30
エンジン ガソリン ハイブリッド ディーゼル
排気量 3000cc 2000cc 3000cc
駆動方式 4WD
ターボ
使用燃料 ハイオク 軽油
車両重量 2150〜2240kg 2370kg 2200〜2290kg
想定実燃費 8.3km/L 12.8km/L 10.8km/L

3代目 F15系X5の維持費の目安

KR30S/KR30

KT20

KS30S/KS30

 
3代目X5の維持費は型式によって異なり、年間222,175~300,975円(月あたり約18,500~25,100円)が目安となります。

  • KR30S/KR30型X5
    →300,975円/年(約25,100円/月)
  • KT20型X5
    →222,175円/年(約18,500円/月)
  • KS30S/KS30型X5
    →226,175円/年(約18,800円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    KT20型X5は1500〜2000cc、KR30S/KR30/KS30S/KS30型X5は2500〜3000ccの課税クラスに該当します。

    型式 税額
    KR30S
    KR30
    51,000円
    KT20 39,500円
    KS30S
    KS30
    51,000円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、KR30S/KR30/KT20/KS30S/KS30型X5は同じ課税クラス(2000〜2500kg)に該当します。
    またハイブリッドエンジンを搭載したKT20型X5、ディーゼルエンジンを搭載したKS30S/KS30型X5はそれぞれエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。

    型式 エコカー 標準税額
    KR30S
    KR30
    20,500円
    KT20 12,500円
    KS30S
    KS30
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    3代目X5は自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、ハイオク1Lあたり140円、軽油1Lあたり110円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    KR30S
    KR30
    168,700円
    KT20 109,400円
    KS30S
    KS30
    101,900円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の3代目X5の型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
KR30S KR30 KT20 KS30S KS30
対人賠償責任保険 11 11 7 9 7
対物賠償責任保険 7 3 5 9 5
搭乗者傷害保険 7 8 7 7 5
車両保険 13 14 15 14 15

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

3代目 F15系X5の中古車価格帯

3代目X5の型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

KR30S/KR30型X5、KT20型X5は市場に流通する中古車が少ないため、それぞれ全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
KR30S
KR30
KT20 KS30S
KS30
2013年 315〜505万円 260〜355万円
2014年 290〜475万円
2015年 330〜535万円
2016年 370〜535万円 400〜515万円
2017年 430〜545万円
2018年 480〜695万円
2019年

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

4代目 G05系X5(2019-)

4代目 G05系X5の基本情報

4代目X5は2019年に登場し、開発に使用されているコードネームから通称G05系と呼ばれています。

4代目 G05系X5の型式

4代目X5の型式はCV30S、TA30、JU44S、JU44Aの4種類です。
このうちTA30/JU44S/JU44A型X5は市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。

4代目 G05系X5のグレード

4代目X5の主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード CV30S
標準 xDrive 35d
スポーツ xDrive 35d Mスポーツ

4代目 G05系X5のスペック

4代目X5のスペックは以下のとおりです。

項目 型式
CV30S
エンジン ディーゼル
排気量 3000cc
駆動方式 4WD
ターボ
使用燃料 軽油
車両重量 2190kg
想定実燃費 11.2km/L

4代目 G05系X5の維持費の目安

CV30S

 
4代目X5の維持費は年間221,475円(月あたり約18,500円)が目安となります。

自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なりますが、CV30S型X5は2500〜3000ccの課税クラスに該当します。
    また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された4代目X5の自動車税は減額されるため、維持費は新税額をもとに算出しています。(2019年9月30日以前に新車登録された4代目X5には旧税額が適用されます。)

    型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額
    CV30S 50,000円 51,000円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、CV30S型X5は2000〜2500kgの課税クラスに該当します。
    またディーゼルエンジンを搭載したCV30S型X5はエコカーに認定されているため重量税が軽減され12,500円となります。
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    4代目X5は自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、軽油1Lあたり110円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    CV30S 98,200円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の4代目X5の型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
CV30S
対人賠償責任保険 11
対物賠償責任保険 9
搭乗者傷害保険 7
車両保険 15

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

4代目 G05系X5の中古車価格帯

4代目X5の型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

4代目X5の新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 中古車価格帯(車両価格)
CV30S
2019年 650〜805万円
2020年 800〜945万円

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

X5のライバル車

X5とよく比較されるライバル車としては、ジープのグランドチェロキーやレクサスのRXなどが挙げられます。

【型式別】ジープ・グランドチェロキーの維持費と中古車価格帯

2020年10月3日

【型式別】レクサス・RXの維持費と中古車価格帯

2018年6月27日
なお、同じくXシリーズとして販売されているSUV・X1とX3の維持費や中古車価格帯については以下の記事で紹介しています。

【型式別】BMW・X1の維持費と中古車価格帯

2018年6月21日

【型式別】BMW・X3の維持費と中古車価格帯

2018年11月10日

その愛車、下取りに出すつもりじゃありませんか?

車を売却する場合にまず考えるのが販売店への下取りですが、

  • 車の適性売却価格がわからない
  • 販売店の査定が妥当か判断できない
  • 交渉が苦手で販売店の提案をそのまま受けてしまう
  • といった方がほとんどのため下取りでは買取価格が安くなりがちです。

     

    ユーカーパックの愛車買取査定サービスなら、

  • 査定はユーカーパックや地域の提携業者の1回のみ
  • たくさんの業者と直接価格交渉する必要なし
  • 5000社以上の業者がオークション形式で競り合うため売却価格が高くなる
  • といったメリットがあり、交渉が苦手な方でも手間をかけずに高く愛車を売却可能です。

     

    もちろん無料のサービスとなりますので、下取りで損をしないためにも積極的に活用していきましょう。
    愛車を最高額で売る