MAZDA3セダンはマツダが2019年から販売しているセダンです。
元々MAZDA3はアクセラの海外販売時の車名として用いられており、国内における販売名称を海外での販売名称と統一する形でアクセラセダンの後継車として市場に投入された車がMAZDA3セダンです。
デザインは先代アクセラセダンをベースに「凛とした伸びやかさ」をテーマに開発され、同時に販売を開始したハッチバックタイプのMAZDA3ファストバックと比較して全長を200mm延長するとともに近年では主張が減っていたセダンらしさを象徴するトランク部を明確に配置し、伝統的なセダンの様式美をマツダ流にさらなる高みへと昇華しています。
なおMAZDA3セダンは販売開始から現在までフルモデルチェンジを行っていませんので、現在販売中の車両は初代モデルとなります。
以下ではMAZDA3セダンの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
目次
初代MAZDA3セダン(2019-)
初代MAZDA3セダンの基本情報
初代MAZDA3セダンの型式
初代MAZDA3セダンの型式はBP5P、BPFP、BPEP、BP8Pの4種類です。
このうちBP5P型MAZDA3セダンは市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。
それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や排気量によって区分されています。
型式 | エンジン | 排気量 |
---|---|---|
BPFP | ガソリン | 2000cc |
BPEP | ハイブリッド | |
BP8P | ディーゼル | 1800cc |
初代MAZDA3セダンのグレード
初代MAZDA3セダンの主なグレード構成は以下のとおりです。
グレード | BPFP | BPEP | BP8P |
---|---|---|---|
標準 | 20S プロアクティブ 20S プロアクティブ ツーリングセレクション |
X プロアクティブ X プロアクティブ ツーリングセレクション |
XD プロアクティブ XD プロアクティブ ツーリングセレクション |
上級 | 20S Lパッケージ | X Lパッケージ | XD Lパッケージ |
初代MAZDA3セダンのスペック
初代MAZDA3セダンのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | ||
---|---|---|---|
BPFP | BPEP | BP8P | |
エンジン | ガソリン | ハイブリッド | ディーゼル |
排気量 | 2000cc | 1800cc | |
駆動方式 | 2WD or 4WD | ||
ターボ | 無 | 有 | |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク | 軽油 |
車両重量 | 1350〜1420kg | 1440〜1510kg | 1400〜1460kg |
想定実燃費 | 11.8km/L | 13.1km/L | 16.0km/L |
初代MAZDA3セダンの維持費の目安
初代MAZDA3セダンの維持費※は型式によって異なり、年間173,075~219,275円(月あたり約14,400~18,300円)が目安となります。
- BPFP型MAZDA3セダン
→219,275円/年(約18,300円/月) - BPEP型MAZDA3セダン
→215,975円/年(約18,000円/月) - BP8P型MAZDA3セダン
→173,075円/年(約14,400円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
自動車税は排気量によって異なりますが、BPFP/BPEP/BP8P型MAZDA3セダンはすべて同じ課税クラス(1500〜2000cc)に該当します。
また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された初代MAZDA3セダンの自動車税は減額されるため、維持費は新税額をもとに算出しています。(2019年9月30日以前に新車登録された初代MAZDA3セダンには旧税額が適用されます。)型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額 BPFP 36,000円 39,500円 BPEP – BP8P 39,500円 - 重量税
重量税は車両重量によって異なります。
BPFP/BP8P型MAZDA3セダンは1000〜1500kgの課税クラスに該当し、BPEP型MAZDA3セダンは1000〜1500kgと1500〜2000kgの課税クラスが混在しています。(複数の課税クラスが混在するBPEP型MAZDA3セダンについては、1500kg以下の車両をもとに維持費を算出しています。)
またディーゼルエンジンを搭載したBP8P型MAZDA3セダンはエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。型式 エコカー 標準税額 BPFP – 12,300円 BPEP 1500kg以下:12,300円
1500kg超:16,400円BP8P 7,500円 – - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
初代MAZDA3セダンは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円、ハイオク1Lあたり140円、軽油1Lあたり110円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 BPFP 110,200円 BPEP 106,900円 BP8P 68,800円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代MAZDA3セダンの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | ||
---|---|---|---|
BPFP | BPEP | BP8P | |
対人賠償責任保険 | 6 | 7 | 6 |
対物賠償責任保険 | 7 | 7 | 7 |
搭乗者傷害保険 | 7 | 7 | 7 |
車両保険 | 9 | 7 | 9 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代MAZDA3セダンの中古車価格帯
初代MAZDA3セダンの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
なお初代MAZDA3セダンの新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | ||
---|---|---|---|
BPFP | BPEP | BP8P | |
2019年 | 180〜295万円 | 220〜320万円 | 170〜310万円 |
2020年 |
MAZDA3セダンのライバル車
MAZDA3セダンのライバル車としてよく比較される車は、トヨタのカローラやスバルのインプレッサG4、ホンダのシビックなどが挙げられます。