N-WGNはホンダが2013年から販売しているトールワゴンタイプの軽自動車です。
N-WGNはホンダの販売するNシリーズのひとつで、この他にN-BOXやN-ONEなどが販売されており、N-WGNの名前は新しい次世代の軽ワゴンを目指して開発されたことからwagonを省略したことに由来します。
N-WGNはNシリーズの第4弾として登場し、同社が1971年から2014年にかけて販売していた軽トールワゴン・ライフの実質的な後継車となります。
なおN-WGNは2019年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。
以下ではN-WGNの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
目次
初代 JH1系/JH2系N-WGN(2013-2019)
初代 JH1系/JH2系N-WGNの基本情報
初代N-WGNは2013年に登場し、型式の記載から通称JH1系やJH2系と呼ばれています。
初代 JH1系/JH2系N-WGNの型式
初代N-WGNの型式はJH1、JH2の2種類です。
それぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。
型式 | 駆動方式 |
---|---|
JH1 | 2WD |
JH2 | 4WD |
初代 JH1系/JH2系N-WGNのスペック
初代N-WGNのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
JH1 | JH2 | |
エンジン | ガソリン | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
ターボ | 混在 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 17.8km/L | 16.3km/L |
初代 JH1系/JH2系N-WGNの維持費の目安
初代N-WGNの維持費※は型式によって異なり、年間123,270~130,070円(月あたり約10,300~10,800円)が目安となります。
- JH1型N-WGN
→123,270円/年(約10,300円/月) - JH2型N-WGN
→130,070円/年(約10,800円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
初代N-WGNは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス(〜660cc)です。
また環境負荷の関係で2015年4月以降に販売された初代N-WGNの自動車税は50%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 2015年4月以降 JH1 7,200円 10,800円 JH2 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
また初代N-WGNはエコカーに認定されているため、重量税が軽減され2,500円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
初代N-WGNは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 JH1 73,000円 JH2 79,800円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代N-WGNの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
JH1 | JH2 | |
対人賠償責任保険 | 2 | 1 |
対物賠償責任保険 | 1 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 1 | 1 |
車両保険 | 1 | 1 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代 JH1系/JH2系N-WGNの中古車価格帯
初代N-WGNの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
JH1 | JH2 | |
2013年 | 30〜115万円 | 30〜140万円 |
2014年 | 20〜135万円 | |
2015年 | 30〜120万円 | 40〜130万円 |
2016年 | 45〜145万円 | 70〜135万円 |
2017年 | 50〜150万円 | 70〜145万円 |
2018年 | 50〜155万円 | 75〜150万円 |
2019年 | 70〜140万円 |
2代目 JH3系/JH4系N-WGN(2019-)
2代目 JH3系/JH4系N-WGNの基本情報
2代目N-WGNは2019年のフルモデルチェンジにより登場し、型式の記載から通称JH3系やJH4系と呼ばれています。
2代目 JH3系/JH4系N-WGNの型式
2代目N-WGNの型式はJH3、JH4の2種類です。
それぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。
型式 | 駆動方式 |
---|---|
JH3 | 2WD |
JH4 | 4WD |
2代目 JH3系/JH4系N-WGNのスペック
2代目N-WGNのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
JH3 | JH4 | |
エンジン | ガソリン | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
ターボ | 混在 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 20.3km/L | 18.4km/L |
2代目 JH3系/JH4系N-WGNの維持費の目安
2代目N-WGNの維持費※は型式によって異なり、年間117,870~124,570円(月あたり約9,800~10,400円)が目安となります。
- JH3型N-WGN
→117,870円/年(約9,800円/月) - JH4型N-WGN
→124,570円/年(約10,400円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
2代目N-WGNは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス(〜660cc)です。
また2代目N-WGNは2015年4月以降に販売を開始した車となりますので、環境負荷の関係で自動車税が増額され10,800円となります。 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
また2代目N-WGNはエコカーに認定されているため、重量税が軽減され2,500円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
2代目N-WGNは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 JH3 64,000円 JH4 70,700円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目N-WGNの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
JH3 | JH4 | |
対人賠償責任保険 | 1 | 1 |
対物賠償責任保険 | 2 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 2 | 2 |
車両保険 | 3 | 1 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
2代目 JH3系/JH4系N-WGNの中古車価格帯
2代目N-WGNの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
JH3 | JH4 | |
2019年 | 90〜190万円 | 120〜185万円 |
2020年 | 95〜190万円 | 120〜190万円 |
N-WGNのライバル車
N-WGNとよく比較されるライバル車としては、スズキのワゴンRやダイハツのムーブ、日産のデイズなどが挙げられます。