モビリオスパイクはホンダが2002年から2008年にかけて販売していたトールワゴンタイプのミニバンです。
同社が販売するコンパクトサイズの7人乗りミニバン「モビリオ」の派生車として開発されたモビリオスパイクは、3列目のシートを排除した5人乗りのトールワゴンとして登場しました。
主にファミリー層のユーザーをターゲットに設定したモビリオとは異なり、趣味を楽しむための車というコンセプトに沿って若年層のユーザーをターゲットに開発されましたが、広くアクセスしやすいラゲッジスペースなど作り込みの高さが評価され、ユーザー層を問わず多くの方からの支持を得ました。
モビリオスパイクは2008年に販売を終了しましたが、そのコンセプトは後継車のフリードスパイクに継承されています。
スパイクは英語で「先の尖ったもの」を指し、この名前には「何事にもこだわりを忘れず尖っていたい」という想いが込められています。
なおモビリオスパイクは販売開始から販売終了までフルモデルチェンジを行っていませんので、販売モデルはひとつのみとなります。
以下ではモビリオスパイクの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

モビリオスパイク(2002-2008)
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モビリオスパイクの基本情報
モビリオスパイクの型式
モビリオスパイクの型式はGK1、GK2の2種類です。
それぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。
| 型式 | 排気量 |
|---|---|
| GK1 | 2WD |
| GK2 | 4WD |
モビリオスパイクのグレード
モビリオスパイクの主なグレード構成は以下のとおりです。
| グレード | GK1 | GK2 |
|---|---|---|
| 廉価 | Y | |
| 標準 | A AタイプLパッケージ AU |
|
| 上級 | W WタイプLパッケージ |
|
モビリオスパイクのスペック
モビリオスパイクのスペックは以下のとおりです。
| 項目 | 型式 | |
|---|---|---|
| GK1 | GK2 | |
| エンジン | ガソリン | |
| 排気量 | 1500cc | |
| 駆動方式 | 2WD | 4WD |
| ターボ | 無 | |
| 使用燃料 | レギュラー | |
| 車両重量 | 1230〜1260kg | 1290〜1330kg |
| 想定実燃費 | 13.2km/L | 11.7km/L |
モビリオスパイクの維持費の目安
モビリオスパイクの維持費※は型式によって異なり、年間206,075~218,675円(月あたり約17,200~18,200円)が目安となります。
- GK1型モビリオスパイク
→206,075円/年(約17,200円/月) - GK2型モビリオスパイク
→218,675円/年(約18,200円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
自動車税は排気量によって異なりますが、モビリオスパイクはすべて同じ課税クラス(1000〜1500cc)に該当します。
また新車登録後13年が経過している一部の年式のモビリオスパイクは環境負荷の観点から自動車税が約15%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 13年経過 GK1 34,500円 39,600円 GK2 - 重量税
重量税は車両重量によって異なりますが、モビリオスパイクはすべて同じ課税クラス(1000〜1500kg)に該当します。
また新車登録後13年が経過している一部の年式のモビリオスパイクは環境負荷の観点から重量税が約40%増額され、18年が経過した車両についてはさらに約10%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 13年経過 18年経過 GK1 12,300円 17,100円 18,900円 GK2 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
モビリオスパイクは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 GK1 98,500円 GK2 111,100円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年のモビリオスパイクの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
| 補償内容 | 料率クラス | |
|---|---|---|
| GK1 | GK2 | |
| 対人賠償責任保険 | 8 | 2 |
| 対物賠償責任保険 | 8 | 9 |
| 搭乗者傷害保険 | 8 | 5 |
| 車両保険 | 4 | 5 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
モビリオスパイクの中古車価格帯
モビリオスパイクの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
| 年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
|---|---|---|
| GK1 | GK2 | |
| 2002年 | 5〜30万円 | 15〜55万円 |
| 2003年 | ||
| 2004年 | 10〜35万円 | |
| 2005年 | 10〜35万円 | |
| 2006年 | 10〜35万円 | |
| 2007年 | 10〜35万円 | |
| 2008年 | 10〜45万円 | |
モビリオスパイクのライバル車
モビリオスパイクとよく比較されるライバル車としては、日産のキューブやトヨタのbB、スズキのソリオなどが挙げられます。








