ハスラーはスズキが2014年から販売しているSUVタイプの軽トールワゴンです。
上述したとおりSUVと軽トールワゴンを融合させた新たなジャンルとして登場したハスラーは、そこそこの悪路走破性と広い室内空間の両方を実現し、丸目のヘッドライトを使用した個性的なデザインもあいまって、販売当初から性別を問わずアクティブなユーザー層から大きな反響を呼びました。
人気の高さを裏付けるように販売から1年足らずで10万台のセールスを達成、2015年のRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
ハスラーは英語で活動家という意味を指し、あらゆることに行動的に取り組む人というメインターゲット層のイメージから名付けられており、SUVタイプのアクティブな車としてピッタリの名前となっています。
なおハスラーは2020年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。
以下ではハスラーの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
目次
初代 MR31系/MR41系ハスラー(2014-2019)
初代 MR31系/MR41系ハスラーの基本情報
初代ハスラーは2014年に登場し、型式の記載から通称MR31系やMR41系と呼ばれています。
初代 MR31系/MR41系ハスラーの型式
初代ハスラーの型式はMR31S、MR41Sの2種類です。
それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類によって区分されています。
型式 | エンジン |
---|---|
MR31S | ガソリン |
MR41S | ハイブリッド |
初代 MR31系/MR41系ハスラーのスペック
初代ハスラーのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
MR31S | MR41S | |
エンジン | ガソリン | ハイブリッド |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD or 4WD | |
ターボ | 混在 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 19.3km/L |
初代 MR31系/MR41系ハスラーの維持費の目安
初代ハスラーの維持費※は年間117,670円(月あたり約9,800円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
初代ハスラーは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスとなります。
また2015年4月以降に販売を開始した初代ハスラーについては環境負荷の関係で自動車税が50%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 2015年4月以降 MR31S
MR41S7,200円 10,800円 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
また初代ハスラーはエコカーに認定されているため、重量税が軽減され2,500円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
初代ハスラーは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 MR31S
MR41S67,400円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代ハスラーの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
MR31S | MR41S | |
対人賠償責任保険 | 1 | 1 |
対物賠償責任保険 | 1 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 2 | 2 |
車両保険 | 1 | 1 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代 MR31系/MR41系ハスラーの中古車価格帯
初代ハスラーの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
MR31S | MR41S | |
2014年 | 30〜150万円 | ー |
2015年 | 35〜140万円 | 45〜140万円 |
2016年 | 70〜145万円 | 45〜165万円 |
2017年 | 60〜155万円 | 60〜175万円 |
2018年 | 85〜155万円 | 65〜195万円 |
2019年 | 80〜165万円 | 85〜165万円 |
2代目 MR52系/MR92系ハスラー(2020-)
2代目 MR52系/MR92系ハスラーの基本情報
2代目ハスラーは2020年のフルモデルチェンジで登場し、型式の記載から通称MR52系やMR92系と呼ばれています。
2代目 MR52系/MR92系ハスラーの型式
2代目ハスラーの型式はMR52S、MR92Sの2種類です。
それぞれの型式は以下のとおりターボの有無によって区分されています。
型式 | ターボ |
---|---|
MR52S | 有 |
MR92S | 無 |
2代目 MR52系/MR92系ハスラーのスペック
2代目ハスラーのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
MR52S | MR92S | |
エンジン | ハイブリッド | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD or 4WD | |
ターボ | 有 | 無 |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 18.7km/L | 20.3km/L |
2代目 MR52系/MR92系ハスラーの維持費の目安
2代目ハスラーの維持費※は型式によって異なり、年間117,870~124,170円(月あたり約9,800~10,300円)が目安となります。
- MR52S型ハスラー
→124,170円/年(約10,300円/月) - MR92S型ハスラー
→117,870円/年(約9,800円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
2代目ハスラーは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスに該当するため10,800円となります。 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
またMR92S型ハスラーはエコカーに認定されているため、重量税が軽減されます。型式 エコカー 標準税額 MR52S ー 3,300円 MR92S 2,500円 ー - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
2代目ハスラーは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 MR52S 69,500円 MR92S 64,000円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目ハスラーの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
MR52S | MR92S | |
対人賠償責任保険 | 2 | 2 |
対物賠償責任保険 | 1 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 2 | 2 |
車両保険 | 2 | 1 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
2代目 MR52系/MR92系ハスラーの中古車価格帯
2代目ハスラーの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
MR52S | MR92S | |
2020年 | 130〜220万円 | 100〜195万円 |
ハスラーのライバル車
ハスラーとよく比較されるライバル車としては、ホンダのN-BOXやダイハツのウェイク、日産のデイズルークスなどが挙げられます。