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フーガは日産が2004年から販売している高級セダンです。

フーガは同社が1959年から2004年にかけて販売していた同社を代表する名車セドリック・グロリアの後継車として、大きすぎないボディサイズや洗練されたエクステリア・インテリアの作り込みなどが特徴のプレミアムスポーティセダンとして登場しました。

<往年の名車セドリック・グロリア>

同社から同じく高級セダンとしてシーマを販売していますが、シーマはフーガに比べ全長・ホイールベースがより大きく重厚な大型高級セダンという位置付けになります。

【型式別】日産・シーマの維持費と中古車価格帯

2018年11月9日

このフーガという名前は音楽用語のフーガと日本語の風雅に由来し、「調和」や「上品さ・優雅さ」といった意味を込めて名付けられています。

なおフーガは2009年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。

以下ではフーガの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

初代 Y50系フーガ(2004-2009)

初代 Y50系フーガの基本情報

初代フーガは2004年に登場し、すべての型式に共通する記号から通称Y50系と呼ばれています。

初代 Y50系フーガの型式

初代フーガの型式はY50、PY50、PNY50、GY50の4種類です。
このうちGY50型フーガは市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。

それぞれの型式は以下のとおり排気量や駆動方式によって区分されています。

型式 排気量 駆動方式
Y50 2500cc 2WD
PY50 3500cc
PNY50 4WD

初代 Y50系フーガのグレード

初代フーガの主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード Y50 PY50 PNY50
標準 250XV
250GT
350XV
350GT
350XV FOUR
350GT FOUR
上級 250XV VIP
250GT タイプP
350XV VIP
350GT タイプP
スポーツ 250GT タイプS 350GT スポーツパッケージ
350GT タイプS

初代 Y50系フーガのスペック

初代フーガのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
Y50 PY50 PNY50
エンジン ガソリン
排気量 2500cc 3500cc
駆動方式 2WD 4WD
ターボ
使用燃料 ハイオク
車両重量 1630〜1700kg 1650〜1720kg 1720〜1770kg
想定実燃費 8.5km/L 7.2km/L 6.6km/L

初代 Y50系フーガの維持費の目安

Y50

PY50

PNY50

 
初代フーガの維持費は型式によって異なり、年間286,875~347,275円(月あたり約23,900~28,900円)が目安となります。

  • Y50型フーガ
    →286,875円/年(約23,900円/月)
  • PY50型フーガ
    →329,575円/年(約27,500円/月)
  • PNY50型フーガ
    →347,275円/年(約28,900円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    Y50型フーガは2000〜2500cc、PY50/PNY50型フーガは3000〜3500ccの課税クラスに該当します。
    また、環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した初代フーガの自動車税は約15%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 標準税額 13年経過
    Y50 45,000円 51,700円
    PY50 58,000円 66,700円
    PNY50
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、初代フーガはすべて同じ課税クラス(1500〜2000kg)に該当します。
    また環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した初代フーガの重量税は約40%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 標準税額 13年経過
    Y50 16,400円 22,800円
    PY50
    PNY50
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    初代フーガは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、ハイオク1Lあたり140円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    Y50 164,700円
    PY50 194,400円
    PNY50 212,100円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代フーガの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
Y50 PY50 PNY50
対人賠償責任保険 4 7 7
対物賠償責任保険 9 9 9
搭乗者傷害保険 8 5 7
車両保険 10 11 11

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

初代 Y50系フーガの中古車価格帯

初代フーガの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

初代フーガは市場に流通する中古車が少ないため、それぞれ全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
Y50 PY50 PNY50
2004年

2009年
20〜155万円 15〜165万円 20〜75万円

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2代目 Y51系フーガ(2009-)

2代目 Y51系フーガの基本情報

2代目フーガは2009年に登場し、すべての型式に共通する記号から通称Y51系と呼ばれています。

2代目 Y51系フーガの型式

2代目フーガの型式はY51、KY51、KNY51、HY51の4種類です。
このうちKNY51型フーガは市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や排気量によって区分されています。

型式 エンジン 排気量
Y51 ガソリン 2500cc
KY51 3700cc
HY51 ハイブリッド 3500cc

2代目 Y51系フーガのグレード

2代目フーガの主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード Y51 KY51 HY51
廉価 250GT Aパッケージ ハイブリッド Aパッケージ
標準 250GT 370GT ハイブリッド ベースグレード
上級 250GT タイプP
250VIP
370VIP ハイブリッド VIP
スポーツ 370GT タイプS

2代目 Y51系フーガのスペック

2代目フーガのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
Y51 KY51 HY51
エンジン ガソリン ハイブリッド
排気量 2500cc 3700cc 3500cc
駆動方式 2WD
ターボ
使用燃料 ハイオク
車両重量 1690〜1740kg 1720〜1780kg 1820〜1890kg
想定実燃費 8.7km/L 6.7km/L 11.3km/L

2代目 Y51系フーガの維持費の目安

Y51

KY51

HY51

 
2代目フーガの維持費は型式によって異なり、年間252,675~352,675円(月あたり約21,100~29,400円)が目安となります。

  • Y51型フーガ
    →283,075円/年(約23,600円/月)
  • KY51型フーガ
    →352,675円/年(約29,400円/月)
  • HY51型フーガ
    →252,675円/年(約21,100円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    Y51型フーガは2000〜2500cc、KY51型フーガは3500〜4000cc、HY51型フーガは3000〜3500ccの課税クラスに該当します。
    また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された2代目フーガの自動車税は減額されますが、維持費は旧税額をもとに算出しています。

    型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額
    Y51 43,500円 45,000円
    KY51 65,500円 66,500円
    HY51 57,000円 58,000円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、2代目フーガはすべて同じ課税クラス(1500〜2000kg)に該当します。
    またハイブリッドエンジンを搭載したHY51型フーガはエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。

    型式 エコカー 標準税額
    Y51 16,400円
    KY51
    HY51 10,000円
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    2代目フーガは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、ハイオク1Lあたり140円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    Y51 160,900円
    KY51 209,000円
    HY51 123,900円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目フーガの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
Y51 KY51 HY51
対人賠償責任保険 8 9 9
対物賠償責任保険 8 8 9
搭乗者傷害保険 5 8 7
車両保険 11 11 12

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

2代目 Y51系フーガの中古車価格帯

2代目フーガの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

2代目フーガの新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 中古車価格帯(車両価格)
Y51 KY51 HY51
2009年 45〜150万円 50〜165万円
2010年 40〜165万円 50〜185万円 70〜165万円
2011年 70〜175万円 60〜155万円 60〜175万円
2012年 90〜195万円 65〜165万円 70〜225万円
2013年 70〜165万円 80〜250万円
2014年 100〜315万円
2015年 150〜295万円 165〜305万円
2016年 190〜345万円 180〜305万円 225〜295万円
2017年 210〜285万円 270〜365万円
2018年 230〜395万円 280〜595万円
2019年
2020年

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フーガのライバル車

フーガと同じ高級セダンの最大のライバルとして挙げられるのがトヨタのクラウンです。

【型式別】トヨタ・クラウンの維持費と中古車価格帯

2018年5月23日

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