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フレアはマツダが2012年から販売しているトールワゴンタイプの軽自動車です。

マツダの販売する軽トールワゴンとして、1994年からワゴンRのOEM供給を受けAZワゴンが販売されていましたが、ベース車両のワゴンRのフルモデルチェンジに合わせるかたちで2012年に車名を一新してフレアとして市場に投入されました。

マツダではフレアのほかにもスズキからOEM供給を受けてスーパーハイトワゴンのフレアワゴンやフレアクロスオーバーが販売されており、車名のファミリーネームとして用いられているフレア(flair)は英語で才能や閃きといった意味を示しています。

なおフレアは2017年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。

以下ではフレアの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

初代 MJ04系フレア(2012-2017)

初代 MJ04系フレアの基本情報

初代フレアは2012年に登場し、型式の記載から通称MJ04系と呼ばれています。

初代 MJ04系フレアの型式

初代フレアの型式はMJ34S、MJ44Sの2種類です。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類によって区分されています。

型式 エンジン
MJ34S ノーマル
MJ44S ハイブリッド

初代 MJ04系フレアのスペック

初代フレアのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
MJ34S MJ44S
エンジン ガソリン ハイブリッド
排気量 660cc
駆動方式 2WD or 4WD
ターボ 混在
使用燃料 レギュラー
想定実燃費 18.7km/L 21.0km/L

初代 MJ04系フレアの維持費の目安

MJ34S

MJ44S

 
初代フレアの維持費は型式によって異なり、年間112,170~119,770円(月あたり約9,300~10,000円)が目安となります。

  • MJ34S型フレア
    →119,770円/年(約10,000円/月)
  • MJ44S型フレア
    →112,170円/年(約9,300円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    初代フレアは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス(〜660cc)に該当します。
    また、2015年4月以降に販売された初代フレアは環境負荷の観点で自動車税が50%増額されますが、初代フレアの維持費は2015年3月以前に販売された車両をもとに算出しています。

    型式 標準税額 2015年4月以降
    MJ34S 7,200円 10,800円
    MJ44S
  2. 重量税
    軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
    またMJ34S型フレアは一部グレードを除きエコカーに該当し、MJ44S型フレアはすべての車両がエコカーに該当するため維持費はエコカーに該当する車両をもとに算出しています。

    型式 エコカー 標準税額
    MJ34S 2,500円 3,300円
    MJ44S
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。
  4. 自賠責
    初代フレアは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    MJ34S 69,500円
    MJ44S 61,900円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代フレアの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~3に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
MJ34S MJ44S
対人賠償責任保険 1 1
対物賠償責任保険 3 1
搭乗者傷害保険 2 1
車両保険 3 3

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

初代 MJ04系フレアの中古車価格帯

初代フレアの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

MJ44S型フレアは市場に流通する中古車が少ないため、全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
MJ34S MJ44S
2012年 20〜80万円
2013年
2014年 20〜85万円 25〜95万円
2015年 25〜75万円
2016年 35〜75万円
2017年

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2代目 MJ05系フレア(2017-)

2代目 MJ05系フレアの基本情報

2代目フレアは2017年に登場し、型式の記載から通称MJ05系と呼ばれています。

2代目 MJ05系フレアの型式

2代目フレアの型式はMJ55S、MJ95Sの2種類です。

それぞれの型式は以下のとおり販売年式によって区分されています。

型式 販売年式
MJ55S 2017.3-2019.12
MJ95S 2020.1-
MJ55S/MJ95S型フレアは販売時期が異なるもののエンジンの種類や排気量は同等ですので、スペック・維持費の目安の項目ではまとめて紹介します。

2代目 MJ05系フレアのスペック

2代目フレアのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
MJ55S
MJ95S
エンジン ハイブリッド
排気量 660cc
駆動方式 2WD or 4WD
ターボ
使用燃料 レギュラー
想定実燃費 21.8km/L

2代目 MJ05系フレアの維持費の目安

MJ55S/MJ95S

 
2代目フレアの維持費は年間113,470円(月あたり約9,500円)が目安となります。

自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    2代目フレアは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス(〜660cc)に該当し、10,800円となります。
  2. 重量税
    軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
    また2代目フレアはすべてエコカーに認定されていますので、重量税は軽減され2,500円となります。
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。
  4. 自賠責
    2代目フレアは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    MJ55S
    MJ95S
    59,600円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目フレアの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~3に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
MJ55S MJ95S
対人賠償責任保険 2 2
対物賠償責任保険 2 2
搭乗者傷害保険 1 2
車両保険 3 2

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

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2代目 MJ05系フレアの中古車価格帯

2代目フレアの中古車価格帯は以下のとおりです。

2代目フレアの新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 中古車価格帯(車両価格)
MJ55S
MJ95S
2017年 55〜130万円
2018年 75〜135万円
2019年 80〜135万円
2020年 100〜145万円

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フレアのライバル車

フレアとよく比較されるライバル車としては、OEMベース車両のスズキのワゴンRのほか、ダイハツのムーブやホンダのN-WGN、日産のデイズなどが挙げられます。

【型式別】スズキ・ワゴンRの維持費と中古車価格帯

2018年5月24日

【型式別】ダイハツ・ムーヴの維持費と中古車価格帯

2018年6月4日

【型式別】ホンダ・N-WGNの維持費と中古車価格帯

2018年6月19日

【型式別】日産・デイズの維持費と中古車価格帯

2018年6月16日

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