FJクルーザーはトヨタが2010年から2018年まで販売していた大型のSUVです。
FJクルーザーはもともと2007年にアメリカで販売を開始しましたが、独特の丸目のレトロなデザインが日本国内でも話題になり、アメリカでの販売開始から3年後の2010年に日本国内でも販売を開始しました。
つまりFJクルーザーはレクサスなどと同様、トヨタの逆輸入車の代表格のひとつといえます。
大きな排気量や重たい車両重量から燃費性能はお世辞も良いとは言えず人を選ぶ車ではありますが、レトロでありながらモダンな洗練されたデザインに魅了される方は多く、販売終了後の今でもコアなファンから愛される車となっています。
FJクルーザーの名前の由来は1960〜1984年にかけて販売されていた同社のFJ40型ランドクルーザー、FJクルーザーはこのランドクルーザーのスタイルを継承し、かつモダンで現代的なスタイルに昇華しています。
なおFJクルーザーは販売開始から販売終了までフルモデルチェンジを行っていませんので、販売モデルはひとつのみとなります。
以下ではFJクルーザーの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
FJクルーザー(2010-2018)
FJクルーザーの基本情報
FJクルーザーの型式
FJクルーザーの型式はGSJ15W型のみです。
FJクルーザーのグレード
FJクルーザーの主なグレード構成は以下のとおりです。
グレード | GSJ15W |
---|---|
標準 | ベースグレード |
上級 | カラーパッケージ |
スポーツ | オフロードパッケージ |
FJクルーザーのスペック
FJクルーザーのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
GSJ15W | |
エンジン | ガソリン |
排気量 | 4000cc |
駆動方式 | 4WD |
ターボ | 無 |
使用燃料 | レギュラー |
車両重量 | 1940〜1950kg |
想定実燃費 | 6.9km/L |
FJクルーザーの維持費の目安
FJクルーザーの維持費※は年間332,075円(月あたり約27,700円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
GSJ15W型FJクルーザーは3500〜4000ccの課税クラスに該当しますので、66,500円となります。 - 重量税
GSJ15W型FJクルーザーは1500〜2000kgの課税クラスに該当しますので、16,400円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
GSJ15W型FJクルーザーは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 GSJ15W 188,400円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年のFJクルーザーの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
GSJ15W | |
対人賠償責任保険 | 11 |
対物賠償責任保険 | 11 |
搭乗者傷害保険 | 6 |
車両保険 | 1 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
FJクルーザーの中古車価格帯
FJクルーザーの中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) |
---|---|
GSJ15W | |
2010年 | 185〜365万円 |
2011年 | |
2012年 | 200〜350万円 |
2013年 | 200〜405万円 |
2014年 | 215〜415万円 |
2015年 | 280〜425万円 |
2016年 | 290〜395万円 |
2017年 | 290〜425万円 |
2018年 | 340〜465万円 |
FJクルーザーのライバル車
FJクルーザーとよく比較されるライバル車としては、同じくレトロスタイルデザインのジープのラングラーなどが挙げられます。