当サイトはアフィリエイト 広告を利用しています

エスティマはトヨタが1990年から2019年にかけて販売していた大型のミニバンです。

エスティマは「天才タマゴ」という独特のキャッチコピーとともに登場、タマゴというコピーのとおり丸みを帯びたデザインが特徴的な車で、発表時には独創的で未来的なデザインが大きな話題を呼びました。

また、エスティマではもともとキャブオーバータイプの車の運転席下に搭載していたエンジンを横に寝かせることにより平床化を果たしていて、同時に前輪を運転席よりも前に配置するMR(ミッドシップレイアウト)を採用することで、MRは室内空間が狭くなるという概念を覆したことも注目に値します。

エスティマの名前の由来は英語で尊敬すべきという意味を指す「Estimable」という言葉、この言葉を省略してESTIMA(エスティマ)という車名としました。
トヨタの技術力を集結させ従来の常識を打ち破った車ですから、ふさわしい名称と言えるのではないでしょうか。

なおエスティマは2000年、2006年にフルモデルチェンジを行っており、最終モデルは3代目モデルとなります。(初代モデルのエスティマは市場に出回っている中古車台数がわずかですので割愛させていただきます。)

以下ではエスティマの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

2代目 30系/40系エスティマ(2000-2005)

2代目 30系/40系エスティマの基本情報

2代目エスティマは2000年に登場し、ガソリンモデルの型式に使用されている30(2WD)や40(4WD)という数字から通称30系や40系と呼ばれています。

2代目 30系/40系エスティマの型式

2代目エスティマの型式はACR30W、ACR40W、MCR30W、MCR40W、AHR10Wの5種類です。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や排気量、駆動方式によって区分されています。

型式 エンジン 排気量 駆動方式
ACR30W ガソリン 2400cc 2WD
ACR40W 4WD
MCR30W 3000cc 2WD
MCR40W 4WD
AHR10W ハイブリッド 2400cc

なおガソリンモデルの2代目エスティマについては販売店によって名称が区別されており、カローラ店がエスティマL、トヨタ店がエスティマTとなります。

2代目 30系/40系エスティマのグレード

2代目エスティマの主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード ACR30W ACR40W MCR30W MCR40W AHR10W
廉価 J
標準 X ハイブリッド ベースグレード
上級 G G
G レザーセレクション
ハイブリッド Gセレクション
エアロ アエラス
アエラス-S

2代目 30系/40系エスティマのスペック

2代目エスティマのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
ACR30W ACR40W MCR30W MCR40W AHR10W
エンジン ガソリン ハイブリッド
排気量 2400cc 3000cc 2400cc
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD
ターボ
使用燃料 レギュラー ハイオク レギュラー
車両重量 1600〜1710kg 1690〜1800kg 1710〜1790kg 1800〜1880kg 1840〜1860kg
想定実燃費 8.6km/L 8.2km/L 7.3km/L 6.9km/L 11.8km/L

2代目 30系/40系エスティマの維持費の目安

ACR30W

ACR40W

MCR30W

MCR40W

AHR10W

 
2代目エスティマの維持費は型式によって異なり、年間245,475~345,075円(月あたり約20,500~28,800円)が目安となります。

  • ACR30W型エスティマ
    →286,475円/年(約23,900円/月)
  • ACR40W型エスティマ
    →293,775円/年(約24,500円/月)
  • MCR30W型エスティマ
    →333,975円/年(約27,800円/月)
  • MCR40W型エスティマ
    →345,075円/年(約28,800円/月)
  • AHR10W型エスティマ
    →245,475円/年(約20,500円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    ACR30W/ACR40W/AHR10W型エスティマは2000〜2500ccの課税クラス、MCR30W/MCR40W型エスティマは2500〜3000ccの課税クラスに該当します。
    また、2代目エスティマはすべての年式で新車登録後13年以上が経過していますので、環境負荷の観点から自動車税が約15%増額されます。

    型式 税額(13年経過)
    ACR30W 51,700円
    ACR40W
    MCR30W 58,600円
    MCR40W
    AHR10W 51,700円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、2代目エスティマはすべて同じ課税クラス(1500〜2000kg)に該当します。
    また2代目エスティマはすべての年式で新車登録後13年以上が経過していますので、環境負荷の観点から重量税が約40%増額され、新車登録後18年が経過した一部の車両についてはさらに約10%増額されますが、維持費は13年経過車両をもとに算出しています。

    型式 税額(13年経過) 18年経過
    ACR30W 22,800円 25,200円
    ACR40W
    MCR30W
    MCR40W
    AHR10W
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    2代目エスティマは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円、ハイオク1Lあたり140円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    ACR30W 151,200円
    ACR40W 158,500円
    MCR30W 191,800円
    MCR40W 202,900円
    AHR10W 110,200円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目エスティマの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
ACR30W ACR40W MCR30W MCR40W AHR10W
対人賠償責任保険 10 8 10 4 6
対物賠償責任保険 7 8 7 7 8
搭乗者傷害保険 11 3 10 5 1
車両保険 6 5 5 5 7

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

2代目 30系/40系エスティマの中古車価格帯

2代目エスティマの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

2代目エスティマは市場に流通する中古車が少ないため、それぞれ全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
ACR30W ACR40W MCR30W MCR40W AHR10W
2000年

2005年
5〜65万円 15〜55万円 10〜95万円 15〜50万円 15〜85万円

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

3代目 50系エスティマ(2006-2019)

3代目 50系エスティマの基本情報

3代目エスティマは2006年に登場し、ガソリンモデルの型式に使用されている数字が50台であることから通称50系と呼ばれています。

3代目 50系エスティマの型式

3代目エスティマの型式はACR50W、ACR55W、GSR50W、GSR55W、AHR20Wの5種類です。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や排気量、駆動方式によって区分されています。

型式 エンジン 排気量 駆動方式
ACR50W ガソリン 2400cc 2WD
ACR55W 4WD
GSR50W 3500cc 2WD
GSR55W 4WD
AHR20W ハイブリッド 2400cc

3代目 50系エスティマのグレード

3代目エスティマの主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード ACR50W ACR55W GSR50W GSR55W AHR20W
標準 X ハイブリッドX
上級 G ハイブリッドG
ハイブリッドG レザーパッケージ
エアロ アエラス
アエラス Sパッケージ
アエラス レザーパッケージ
アエラス プレミアム
アエラス スマート
アエラス プレミアム-G
アエラス
アエラス Sパッケージ
アエラス Gパッケージ
アエラス レザーパッケージ
ハイブリッド アエラス
ハイブリッド アエラス レザーパッケージ
ハイブリッド アエラス プレミアム
ハイブリッド アエラス スマート
ハイブリッド アエラス プレミアム-G

3代目 50系エスティマのスペック

3代目エスティマのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
ACR50W ACR55W GSR50W GSR55W AHR20W
エンジン ガソリン ハイブリッド
排気量 2400cc 3500cc 2400cc
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD
ターボ
使用燃料 レギュラー ハイオク レギュラー
車両重量 1700〜1800kg 1770〜1870kg 1770〜1870kg 1840〜1940kg 1930〜2020kg
想定実燃費 9.4km/L 8.9km/L 8.0km/L 7.8km/L 12.4km/L

3代目 50系エスティマの維持費の目安

ACR50W

ACR55W

GSR50W

GSR55W

AHR20W

 
3代目エスティマの維持費は型式によって異なり、年間220,575~314,675円(月あたり約18,400~26,200円)が目安となります。

  • ACR50W型エスティマ
    →260,475円/年(約21,700円/月)
  • ACR55W型エスティマ
    →268,275円/年(約22,400円/月)
  • GSR50W型エスティマ
    →310,175円/年(約25,800円/月)
  • GSR55W型エスティマ
    →314,675円/年(約26,200円/月)
  • AHR20W型エスティマ
    →220,575円/年(約18,400円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    ACR50W/ACR55W/AHR20W型エスティマは2000〜2500ccの課税クラスに該当し、GSR50W/GSR55W型エスティマは3000〜3500ccの課税クラスに該当します。
    また環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した3代目エスティマの自動車税は約15%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 標準税額 13年経過
    ACR50W 45,000円 51,700円
    ACR55W
    GSR50W 58,000円 66,700円
    GSR55W
    AHR20W 45,000円 51,700円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なります。
    ACR50W/ACR55W/GSR50W/GSR55W型エスティマは1500〜2000kgの課税クラスに該当し、AHR20W型エスティマはグレードにより1500〜2000kgの課税クラスと2000〜2500kgの課税クラスが混在しています。(AHR20W型エスティマの維持費は2000kg以下のグレードをもとに算出しています。)
    またハイブリッドエンジンを搭載したAHR20W型エスティマはエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。
    なお環境負荷の観点から新車登録後13年が経過したエコカーに該当しないグレードのACR50W/ACR55W/GSR50W/GSR55W型エスティマの重量税は約40%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 エコカー 標準税額 13年経過
    ACR50W 16,400円 22,800円
    ACR55W
    GSR50W
    GSR55W
    AHR20W 2000kg以下:10,000円
    2000kg超:12,500円
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    3代目エスティマは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円、ハイオク1Lあたり140円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    ACR50W 138,300円
    ACR55W 146,100円
    GSR50W 175,000円
    GSR55W 179,500円
    AHR20W 104,800円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の3代目エスティマの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
ACR50W ACR55W GSR50W GSR55W AHR20W
対人賠償責任保険 8 5 9 5 11
対物賠償責任保険 6 7 7 7 9
搭乗者傷害保険 7 3 7 7 5
車両保険 7 6 7 8 8

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

3代目 50系エスティマの中古車価格帯

3代目エスティマの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

GSR50W型エスティマ、GSR55W型エスティマは市場に流通する中古車が少ないため、それぞれ全年式をとおした中古車価格帯としています。
年式 中古車価格帯(車両価格)
ACR50W ACR55W GSR50W GSR55W AHR20W
2006年 15〜85万円 20〜85万円 10〜185万円 25〜235万円 20〜115万円
2007年 15〜95万円 20〜95万円 25〜115万円
2008年 15〜105万円 25〜115万円 25〜135万円
2009年 25〜135万円 30〜140万円 30〜175万円
2010年 30〜145万円 40〜155万円 50〜225万円
2011年 35〜145万円 55〜165万円 75〜225万円
2012年 40〜195万円 55〜225万円 100〜235万円
2013年 65〜235万円 65〜235万円 120〜255万円
2014年 90〜225万円 90〜245万円 135〜265万円
2015年 115〜225万円 160〜230万円 155〜365万円
2016年 200〜315万円 200〜275万円 220〜465万円
2017年 215〜315万円 260〜325万円 255〜500万円
2018年 230〜345万円
2019年

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

エスティマのライバル車

エスティマとよく比較されるライバル車として、ホンダのオデッセイやマツダのMPVなどが挙げられます。

【型式別】ホンダ・オデッセイの維持費と中古車価格帯

2018年6月18日

【型式別】マツダ・MPVの維持費と中古車価格帯

2018年12月26日

その愛車、下取りに出すつもりじゃありませんか?

車を売却する場合にまず考えるのが販売店への下取りですが、

  • 車の適性売却価格がわからない
  • 販売店の査定が妥当か判断できない
  • 交渉が苦手で販売店の提案をそのまま受けてしまう
  • といった方がほとんどのため下取りでは買取価格が安くなりがちです。

     

    ユーカーパックの愛車買取査定サービスなら、

  • 査定はユーカーパックや地域の提携業者の1回のみ
  • たくさんの業者と直接価格交渉する必要なし
  • 5000社以上の業者がオークション形式で競り合うため売却価格が高くなる
  • といったメリットがあり、交渉が苦手な方でも手間をかけずに高く愛車を売却可能です。

     

    もちろん無料のサービスとなりますので、下取りで損をしないためにも積極的に活用していきましょう。
    愛車を最高額で売る