CTはレクサスが2011年から販売しているハイブリッドエンジンを搭載したコンパクトカーです。
ワイドで全高を低く抑えたボディデザインが特徴のCTはレクサスのなかで最もコンパクトで手が出しやすい価格帯のエントリーモデルとしての役割を担っています。
エントリーモデルとはいえ、レクサスらしい質の高いインテリアや洗練されたエクステリアは健在で、走行性能と燃費性能を両立させたエンジンの評価も高く、プレミアムコンパクトとして多くの方の支持を得ています。
車名のCTは「Creative Touring」の頭文字から取られた造語で、走りにもこだわったプレミアムコンパクトに相応しい名前となっています。
なおCTは販売開始から現在までフルモデルチェンジを行っていませんので、現在販売中の車両は初代モデルとなります。
以下ではCTの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
初代CT(2011-)
初代CTの基本情報
初代CTの型式
初代CTの型式はZWA10型のみです。
初代CTのグレード
初代CTの主なグレード構成は以下のとおりです。
グレード | ZWA10 |
---|---|
標準 | CT200h |
上級 | CT200h バージョンC CT200h バージョンL |
スポーツ | CT200h Fスポーツ |
初代CTのスペック
初代CTのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
ZWA10 | |
エンジン | ハイブリッド |
排気量 | 1800cc |
駆動方式 | 2WD |
ターボ | 無 |
使用燃料 | レギュラー |
車両重量 | 1380〜1440kg |
想定実燃費 | 20.4km/L |
初代CTの維持費の目安
初代CTの維持費※は年間171,475円(月あたり約14,300円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
ZWA10型CTは1500〜2000ccの課税クラスに該当します。
また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された初代CTの自動車税は減額されますが、維持費は旧税額をもとに算出しています。型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額 ZWA10 36,000円 39,500円 - 重量税
ZWA10型CTは1000〜1500kgの課税クラスに該当します。
またZWA10型CTはエコカーに認定されているため重量税が軽減され、7,500円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
ZWA10型CTは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 ZWA10 63,700円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代CTの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
ZWA10 | |
対人賠償責任保険 | 8 |
対物賠償責任保険 | 7 |
搭乗者傷害保険 | 7 |
車両保険 | 10 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代CTの中古車価格帯
初代CT(ZWA10型)の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) |
---|---|
ZWA10 | |
2011年 | 45〜195万円 |
2012年 | 65〜195万円 |
2013年 | 90〜210万円 |
2014年 | 125〜325万円 |
2015年 | 140〜315万円 |
2016年 | 170〜320万円 |
2017年 | 190〜375万円 |
2018年 | 250〜425万円 |
2019年 | 350〜435万円 |
2020年 |
CTのライバル車
CTとよく比較されるライバル車としては、BMWの1シリーズやベンツのAクラス、アウディのA3スポーツバックなどが挙げられます。