ミラトコットはダイハツが2018年から販売しているハッチバックタイプの軽自動車です。
ミラトコットは2018年に販売を終了したミラココアの後継車の位置付けで、ミライースの派生モデルとして開発された車で、スクエアボディでありながら角には丸みを持つシンプルなデザインが特徴的な車です。
車名に用いられている「トコット」は英語をベースにした造語で、自分らしさの表現(To Character)+安全かつ安心・運転のしやすさ(To Comfortableness)+使いやすさ・便利さ(To Convenience)を持つ車になって欲しいという想いを込めて命名されており、日常使いに便利な軽自動車にピッタリな名前となっています。
なおミラトコットは販売開始から現在までフルモデルチェンジを行っていませんので、現在販売中の車両は初代モデルとなります。
以下ではミラトコットの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
初代ミラトコット(2018-)
初代ミラトコットの基本情報
初代ミラトコットの型式
初代ミラトコットの型式はLA550S、LA560Sの2種類です。
それぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。
型式 | 駆動方式 |
---|---|
LA550S | 2WD |
LA560S | 4WD |
初代ミラトコットのスペック
初代ミラトコットのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
LA550S | LA560S | |
エンジン | ガソリン | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
ターボ | 無 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 20.7km/L | 19.4km/L |
初代ミラトコットの維持費の目安
初代ミラトコットの維持費※は型式によって異なり、年間116,670~120,870円(月あたり約9,700~10,100円)が目安となります。
- LA550S型ミラトコット
→116,670円/年(約9,700円/月) - LA560S型ミラトコット
→120,870円/年(約10,100円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
初代ミラトコットは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス(〜660cc)で10,800円となります。 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
また初代ミラトコットはエコカーに認定されているため、重量税が軽減され2,500円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
初代ミラトコットは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 LA550S 62,800円 LA560S 67,000円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代ミラトコットの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
LA550S | LA560S | |
対人賠償責任保険 | 1 | 2 |
対物賠償責任保険 | 1 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 1 | 2 |
車両保険 | 3 | 3 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
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初代ミラトコットの中古車価格帯
初代ミラトコットの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
LA550S | LA560S | |
2018年 | 60〜125万円 | 90〜125万円 |
2019年 | 70〜125万円 | 100〜135万円 |
2020年 | 85〜135万円 | 100〜135万円 |
ミラトコットのライバル車
ミラトコットとよく比較されるライバル車としては、スズキのアルトラパンなどが挙げられます。