【型式別】トヨタ・ラウムの維持費と中古車価格帯 | 車の維持費のことなら【コストメーター】

ラウムはトヨタが1997年から2011年にかけて販売していたハッチバックタイプのコンパクトカーです。

ラウムはヒューマンフレンドリーなユニバーサルデザインを追求した車として開発され、使いやすさを極限まで高めた車として市場に投入されました。

具体的には左右両側に備えられたリアスライドドアと、左側センターピラーを除去したピラーレス機構を採用し、大開口の乗降口によって誰でも乗り降りがしやすい優しい車に仕上がっています。

ラウムはドイツ語で空間を示す言葉で、子供から年配の方まで誰にとっても優しい車にぴったりの名前となっています。

なおラウムは2003年にフルモデルチェンジを行っており、最終モデルは2代目モデルとなります。（初代モデルのラウムは市場に出回っている中古車台数がわずかですので割愛させていただきます。）

以下ではラウムの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

2代目 20系ラウム（2003-2011）

2代目ラウムは2003年に登場し、型式に使用されている数字が20台であることから通称20系と呼ばれています。

2代目ラウムの型式はNCZ20、NCZ25の2種類です。

それぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。

型式	駆動方式
NCZ20	2WD
NCZ25	4WD

2代目ラウムの主なグレード構成は以下のとおりです。

2代目ラウムのスペックは以下のとおりです。

NCZ20

NCZ25

2代目ラウムの維持費^※は型式によって異なり、年間209,975～217,775円（月あたり約17,500～18,100円）が目安となります。

※自動車税＋重量税＋車検費用＋自賠責＋燃料代の合計額

維持費の算出根拠をみる

ー 維持費の算出根拠 ー
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

型式	標準税額	13年経過
NCZ20	34,500円	39,600円
NCZ25

型式	標準税額	13年経過
NCZ20	12,300円	17,100円
NCZ25

型式	燃料代
NCZ20	102,400円
NCZ25	110,200円

ー 任意保険料について ー
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目ラウムの型式別料率クラス^※は以下のとおりとなります。

※料率クラスは1～17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

2代目ラウムの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

※NCZ25型ラウムは市場に流通する中古車が少ないため、全年式をとおした中古車価格帯としています。

ラウムとよく比較されるライバル車としては、同社が販売するシエンタやポルテなどが挙げられます。

【型式別】トヨタ・シエンタの維持費と中古車価格帯

【型式別】トヨタ・ポルテの維持費と中古車価格帯