当サイトはアフィリエイト 広告を利用しています

500(チンクエチェント)はフィアットが1936年から販売しているスモールサイズのコンパクトカーです。

はじめに、500は1936年〜1955年、1957年〜1977年、2007年以降と大きく3つの時期に分けて販売されてきましたが、このページでは2007年(日本においては2008年)から販売が開始されたモデルについてご紹介します。

アニメ・ルパン3世のなかでルパンの愛車としてたびたび登場し強い印象に残るフィアット500ですが、3ドアハッチバックボディで構成された新たな500は、丸みを帯びた小さなサイズ感や丸目のヘッドランプやフォグランプなどヨーロピアンテイストの愛らしいデザインを現代風に昇華させることに成功しています。

デザインの可愛らしさから女性ばかりに人気がある車と思われがちですが、なかには本格的な5速マニュアルトランスミッションを搭載したグレードも存在し、コンパクトなサイズ感ならではの走りの一体感を味わえる車として男性からの支持も受けています。

なお500は2008年の販売開始後、現在までフルモデルチェンジを行っていませんので、現在販売中の車両は初代モデルとなります。

以下では500の型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

初代500(チンクエチェント)(2008-)

初代500(チンクエチェント)の基本情報

初代500(チンクエチェント)の型式

初代500の型式は31209、31212、31214の3種類です。

それぞれの型式は以下のとおり排気量によって区分されています。

型式 排気量
31209 900cc
31212 1200cc
31214 1400cc

初代500(チンクエチェント)のグレード

初代500の主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード 31209 31212 31214
標準 ツインエア ポップ 1.2 ポップ 1.4 ポップ
上級 ツインエア ラウンジ 1.2 ラウンジ 1.4 ラウンジ
スポーツ 1.2 スポーツ 1.4 スポーツ

初代500(チンクエチェント)のスペック

初代500のスペックは以下のとおりです。

項目 型式
31209 31212 31214
エンジン ガソリン
排気量 900cc 1200cc 1400cc
駆動方式 2WD
ターボ
使用燃料 ハイオク
車両重量 1010〜1050kg 980〜1030kg 1020〜1060kg
想定実燃費 15.5km/L 14.2km/L 12.3km/L

初代500(チンクエチェント)の維持費の目安

31209

31212

31214

 
初代500の維持費は型式によって異なり、年間192,875~221,375円(月あたり約16,100~18,400円)が目安となります。

  • 31209型500
    →192,875円/年(約16,100円/月)
  • 31212型500
    →202,075円/年(約16,800円/月)
  • 31214型500
    →221,375円/年(約18,400円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    31209型500は660〜1000cc、31212/31214型500は1000〜1500ccの課税クラスに該当します。
    また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された初代500の自動車税は減額されますが、維持費は旧税額をもとに算出しています。
    なお環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した初代500の自動車税は約15%増額されます。

    型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額 13年経過
    31209 25,000円 29,500円 33,900円
    31212 30,500円 34,500円 39,600円
    31214
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なります。
    31209/31214型500は1000〜1500kgの課税クラスに該当し、31212型500はグレードにより500〜1000kgと1000〜1500kgの課税クラスが混在しています。
    複数の課税クラスが混在する31212型500は1000kg以下のグレードをもとに維持費を算出しています。
    また環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した初代500の重量税は約40%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。

    型式 標準税額 13年経過
    31209 12,300円 17,100円
    31212 1000kg以下:8,200円
    1000kg超:12,300円
    1000kg以下:11,400円
    1000kg超:17,100円
    31214 12,300円 17,100円
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    初代500は自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、ハイオク1Lあたり140円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    31209 90,300円
    31212 98,600円
    31214 113,800円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代500の型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
31209 31212 31214
対人賠償責任保険 2 2 7
対物賠償責任保険 4 5 5
搭乗者傷害保険 7 7 9
車両保険 7 7 7

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

初代500(チンクエチェント)の中古車価格帯

初代500の型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

初代500の新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 中古車価格帯(車両価格)
31209 31212 31214
2008年 20〜85万円 30〜85万円
2009年 30〜90万円 30〜135万円
2010年 35〜115万円 35〜115万円
2011年 35〜125万円 35〜165万円
2012年 35〜135万円 40〜175万円
2013年 40〜140万円 50〜135万円
2014年 50〜155万円 55〜135万円
2015年 90〜195万円 65〜160万円
2016年 100〜235万円 85〜215万円
2017年 140〜225万円 110〜225万円
2018年 150〜225万円 120〜235万円
2019年 180〜245万円 140〜245万円
2020年 185〜255万円 175〜200万円

非公開車両をさがす 愛車を最高額で売る

500(チンクエチェント)のライバル車

500とよく比較されるライバル車としては、車格は多少異なりますが同じく丸目ヘッドライトを採用したヨーロピアンなデザインが特徴の、MINIのミニやフォルクスワーゲンのビートルなどが挙げれます。

【型式別】MINI・ミニの維持費と中古車価格帯

2018年10月29日

【型式別】フォルクスワーゲン・ビートルの維持費と中古車価格帯

2018年12月27日

その愛車、下取りに出すつもりじゃありませんか?

車を売却する場合にまず考えるのが販売店への下取りですが、

  • 車の適性売却価格がわからない
  • 販売店の査定が妥当か判断できない
  • 交渉が苦手で販売店の提案をそのまま受けてしまう
  • といった方がほとんどのため下取りでは買取価格が安くなりがちです。

     

    ユーカーパックの愛車買取査定サービスなら、

  • 査定はユーカーパックや地域の提携業者の1回のみ
  • たくさんの業者と直接価格交渉する必要なし
  • 5000社以上の業者がオークション形式で競り合うため売却価格が高くなる
  • といったメリットがあり、交渉が苦手な方でも手間をかけずに高く愛車を売却可能です。

     

    もちろん無料のサービスとなりますので、下取りで損をしないためにも積極的に活用していきましょう。
    愛車を最高額で売る