eKスペースは三菱が2014年から販売しているスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。
eKスペースは三菱自動車と日産自動車が共同で開発し、軽トールワゴンのeKワゴンの派生モデルとして登場しました。(日産自動車からは姉妹車としてデイズルークスが登場しています。)
なおeKスペースは2020年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。
以下ではeKスペースの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
目次
初代 B11系eKスペース(2014-2020)
初代 B11系eKスペースの基本情報
初代eKスペースは2014年に市場に登場し、型式の記載から通称B11系と呼ばれています。
初代 B11系eKスペースの型式
初代eKスペースの型式はB11A型のみです。
初代 B11系eKスペースのスペック
初代eKスペースのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
B11A | |
エンジン | ガソリン |
排気量 | 660cc |
駆動方式 | 2WD or 4WD |
ターボ | 混在 |
使用燃料 | レギュラー |
想定実燃費 | 14.6km/L |
初代 B11系eKスペースの維持費の目安
初代eKスペースの維持費※は年間140,070円(月あたり約11,700円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
初代eKスペースは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスとなります。
また環境負荷の関係で2015年4月以降に販売された初代eKスペースの自動車税は50%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 2015年4月以降 B11A 7,200円 10,800円 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなるため3,300円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
初代eKスペースは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 B11A 89,000円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代eKスペースの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
B11A | |
対人賠償責任保険 | 1 |
対物賠償責任保険 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 1 |
車両保険 | 3 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代 B11系eKスペースの中古車価格帯
初代eKスペース(B11A型)の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
B11A | ||
eKスペース | eKスペースカスタム | |
2014年 | 25〜105万円 | 35〜115万円 |
2015年 | 45〜105万円 | 40〜135万円 |
2016年 | 55〜115万円 | 55〜135万円 |
2017年 | 55〜125万円 | 70〜145万円 |
2018年 | 70〜135万円 | 80〜155万円 |
2019年 | 75〜145万円 | 120〜165万円 |
2代目 B30系eKスペース(2020-)
2代目 B30系eKスペースの基本情報
2代目eKスペースは2020年に登場し、型式の記載から通称B30系と呼ばれています。
2代目 B30系eKスペースの型式
2代目eKスペースの型式はB34A、B35A、B37A、B38Aの4種類です。
このうちB35A/B38A型eKスペースは市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。
B34A/B37A型eKスペースのそれぞれの型式は以下のとおり駆動方式によって区分されています。
型式 | 駆動方式 |
---|---|
B34A | 2WD |
B37A | 4WD |
2代目 B30系eKスペースのスペック
2代目eKスペースのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
B34A | B37A | |
エンジン | ハイブリッド | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
ターボ | 無 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 17.6km/L | 15.9km/L |
2代目 B30系eKスペースの維持費の目安
2代目eKスペースの維持費※は型式によって異なり、年間128,570~136,470円(月あたり約10,700~11,400円)が目安となります。
- B34A型eKスペース
→128,570円/年(約10,700円/月) - B37A型eKスペース
→136,470円/年(約11,400円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
2代目eKスペースは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスに該当し、10,800円となります。 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなるため3,300円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
2代目eKスペースは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 B34A 73,900円 B37A 81,800円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目eKスペースの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |
---|---|---|
B34A | B37A | |
対人賠償責任保険 | 2 | 2 |
対物賠償責任保険 | 1 | 2 |
搭乗者傷害保険 | 2 | 2 |
車両保険 | 2 | 2 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
2代目 B30系eKスペースの中古車価格帯
2代目eKスペースの中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
B34A | B37A | |
2020年 | 110〜185万円 | 155〜185万円 |
eKスペースのライバル車
eKスペースとよく比較されるライバル車としては、ダイハツのタントやホンダのN-BOX、日産のデイズルークスやスズキのスペーシアなどが挙げられます。