デイズは日産が2013年から販売しているトールワゴンタイプの軽自動車です。
デイズは日産が初めて開発企画段階から関わった軽自動車で、提携先の三菱自動車と共同開発した車となります。(製造を担当するのは三菱自動車)
そのため既存の軽自動車の枠にとらわれない柔軟な発想が盛り込まれているのが特徴で、軽自動車で初となるアラウンドビューモニターやタッチパネル式のオートエアコンなど軽自動車トップクラスの快適装備を備えていることが特徴的です。
またアイドリングストップ機能なども装備しているため燃費も良く、日産らしい躍動感あるデザインを取り入れた洗練された外観も高く評価され、販売開始以降非常に高い支持を受けています。
デイズの英語表記はDAYSではなくDAYZ、これは「毎日を、昨日までと違う楽しい日々に変えていく」というコンセプトを「Sを反転させたZ」に込めた結果です。
日々の暮らしで身近に活躍する軽自動車にふさわしい意味をもつ車名といえそうですね。
なおデイズは2019年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は2代目モデルとなります。
以下ではデイズの型式や簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。
目次
初代 B21系デイズ(2013-2019)
初代 B21系デイズの基本情報
初代デイズは2013年に登場し、型式の記載から通称B21系と呼ばれています。
初代 B21系デイズの型式
初代デイズの型式はB21W型のみです。
初代 B21系デイズのスペック
初代デイズのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
B21W | |
エンジン | ガソリン |
排気量 | 660cc |
駆動方式 | 2WD or 4WD |
ターボ | 混在 |
使用燃料 | レギュラー |
想定実燃費 | 18.4km/L |
初代 B21系デイズの維持費の目安
初代デイズの維持費※は年間120,970円(月あたり約10,100円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
B21W型デイズは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスとなります。
また環境負荷の関係で2015年4月以降に販売されたB21W型デイズの自動車税は50%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 2015年4月以降 B21W 7,200円 10,800円 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
またB21W型デイズはエコカーに該当するグレードと該当しないグレードが混在していますが、維持費はエコカーに該当するグレードをもとに算出しています。型式 エコカー 標準税額 B21W 2,500円 3,300円 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
B21W型デイズは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 B21W 70,700円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代デイズの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
B21W | |
対人賠償責任保険 | 1 |
対物賠償責任保険 | 2 |
搭乗者傷害保険 | 2 |
車両保険 | 3 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
初代 B21系デイズの中古車価格帯
初代デイズ(B21W型)の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) |
---|---|
B21W | |
2013年 | 10〜100万円 |
2014年 | 15〜110万円 |
2015年 | 15〜115万円 |
2016年 | 30〜125万円 |
2017年 | 30〜125万円 |
2018年 | 50〜150万円 |
2019年 | 60〜160万円 |
2代目 B40系デイズ(2019-)
2代目 B40系デイズの基本情報
2代目デイズは2019年のフルモデルチェンジにより登場し、型式の記載から通称B40系と呼ばれています。
2代目 B40系デイズの型式
2代目デイズの型式はB43W、B44W、B45W、B46W、B47W、B48Wの6種類です。
それぞれの型式は以下のとおり駆動方式やモデル名、ターボの有無によって区分されています。
型式 | 駆動方式 | モデル名 | ターボ |
---|---|---|---|
B43W | 2WD | デイズ | 無 |
B44W | デイズ ハイウェイスター | ||
B45W | 有 | ||
B46W | 4WD | デイズ | 無 |
B47W | デイズ ハイウェイスター | ||
B48W | 有 |
2代目 B40系デイズのスペック
2代目デイズのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 | |
---|---|---|
B43W B44W B45W |
B46W B47W B48W |
|
エンジン | ガソリン | |
排気量 | 660cc | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
ターボ | 混在 | |
使用燃料 | レギュラー | |
想定実燃費 | 18.9km/L | 16.8km/L |
2代目 B40系デイズの維持費の目安
2代目デイズの維持費※は型式によって異なり、年間122,670~131,270円(月あたり約10,200~10,900円)が目安となります。
- B43W/B44W/B45W系デイズ
→122,670円/年(約10,200円/月) - B46W/B47W/B48W系デイズ
→131,270円/年(約10,900円/月)
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
2代目デイズは軽自動車ですので660cc以下の課税クラスに該当するため10,800円となります。 - 重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
またB43W/B44W/B46W/B47W型デイズはエコカーに該当しますので、維持費はエコカーに該当する車両をもとに算出しています。型式 エコカー 標準税額 B43W 2,500円 ー B44W B45W ー 3,300円 B46W 2,500円 ー B47W B48W ー 3,300円 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。 - 自賠責
2代目デイズは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 B43W
B44W
B45W68,800円 B46W
B47W
B48W77,400円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目デイズの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
B43W | B44W | B45W | B46W | B47W | B48W | |
対人賠償責任保険 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 |
対物賠償責任保険 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
搭乗者傷害保険 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
車両保険 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
2代目 B40系デイズの中古車価格帯
2代目デイズの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) | |
---|---|---|
B43W B44W B45W |
B46W B47W B48W |
|
2019年 | 65〜165万円 | 80〜165万円 |
2020年 | 75〜185万円 | 105〜185万円 |
デイズのライバル車
デイズとよく比較されるライバル車としては、スズキのワゴンRやホンダのN-WGN、ダイハツのムーヴなどが挙げられます。