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C-HRはトヨタが2016年から販売しているコンパクトタイプのクロスオーバーSUVです。

C-HRはトヨタの次世代世界戦略車として指定され、世界100カ国で販売されています。
ベースとなるプラットフォームは4代目プリウスと共通のものを使用し、洗練されたデザインや高い環境性能はもちろんですが、「意のままに走ること」をテーマに走行性能にも徹底的にこだわったC-HRは販売当初より高い支持を得て、2017年4月にはSUVとしては初となる車種別販売台数第1位(日本自動車販売協会連合会調べ)を獲得し、同年のSUV新車販売台数第1位の座に輝きました。

またいい意味でトヨタらしくないC-HRの2ドアクーペのようなダイナミックでスポーティなデザインも高い評価を受け、惜しくも受賞は逃したものの2017年のワールドカーデザインオブザイヤーの最終選考対象3台に選ばれています。

なおC-HRは販売開始から現在までフルモデルチェンジを行っていませんので、現在販売中の車両は初代モデルとなります。

以下ではC-HRの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

初代C-HR(2016-)

初代C-HRの基本情報

初代C-HRの型式

初代C-HRの型式はNGX10、NGX50、ZYX10、ZYX11の4種類です。

それぞれの型式は以下のとおりエンジンの種類や駆動方式、販売年式によって区分されています。

型式 エンジン 駆動方式 販売年式
NGX10 ガソリン 2WD 2018.5-
NGX50 4WD 2016.12-
ZYX10 ハイブリッド 2WD 2016.12-2019.9
ZYX11 2019.10-
ZYX10/ZYX11型C-HRは販売年式が異なるものの、エンジンの種類や駆動方式は同等ですのでまとめて紹介します。

初代C-HRのグレード

初代C-HRの主なグレード構成は以下のとおりです。

グレード NGX10 NGX50 ZYX10
ZYX11
標準 S-T S
上級 G-T G

初代C-HRのスペック

初代C-HRのスペックは以下のとおりです。

項目 型式
NGX10 NGX50 ZYX10
ZYX11
エンジン ガソリン ハイブリッド
排気量 1200cc 1800cc
駆動方式 2WD 4WD 2WD
ターボ
使用燃料 レギュラー
車両重量 1400kg 1470kg 1440〜1450kg
想定実燃費 14.7km/L 12.4km/L 20.9km/L

初代C-HRの維持費の目安

NGX10

NGX50

ZYX10/ZYX11

 
初代C-HRの維持費は型式によって異なり、年間166,475~208,375円(月あたり約13,900~17,400円)が目安となります。

  • NGX10型C-HR
    →191,975円/年(約16,000円/月)
  • NGX50型C-HR
    →208,375円/年(約17,400円/月)
  • ZYX10/ZYX11型C-HR
    →166,475円/年(約13,900円/月)
自動車税+重量税+車検費用+自賠責+燃料代の合計額

維持費の算出根拠

維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

  1. 自動車税
    自動車税は排気量によって異なります。
    NGX10/NGX50型C-HRは1000〜1500ccの課税クラス、ZYX10/ZYX11型C-HRは1500〜2000ccの課税クラスに該当します。
    また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された初代C-HRの自動車税は減額されるため、維持費は新税額をもとに算出しています。(2019年9月30日以前に新車登録された初代C-HRには旧税額が適用されます。)

    型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額
    NGX10 30,500円 34,500円
    NGX50
    ZYX10
    ZYX11
    36,000円 39,500円
  2. 重量税
    重量税は車両重量によって異なりますが、初代C-HRはすべて同じ課税クラス(1000〜1500kg)に該当します。
    またZYX10/ZYX11型C-HRはエコカーに認定されているため重量税が軽減されます。

    型式 税額(エコカー) 標準税額
    NGX10 12,300円
    NGX50
    ZYX10
    ZYX11
    7,500円
  3. 車検費用
    車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。
  4. 自賠責
    初代C-HRは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。
  5. 燃料代
    年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

    型式 燃料代
    NGX10 88,400円
    NGX50 104,800円
    ZYX10
    ZYX11
    62,200円

任意保険料について

任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の初代C-HRの型式別料率クラスは以下のとおりとなります。

料率クラスは1~17に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。
補償内容 料率クラス
NGX10 NGX50 ZYX10 ZYX11
対人賠償責任保険 6 4 7 7
対物賠償責任保険 7 6 7 9
搭乗者傷害保険 7 7 7 7
車両保険 7 6 7 6

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

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初代C-HRの中古車価格帯

初代C-HRの型式別の中古車価格帯は以下のとおりです。

初代C-HRの新車価格は公式サイトをご参照ください。
年式 中古車価格帯(車両価格)
NGX10 NGX50 ZYX10
ZYX11
2016年 155〜250万円 150〜255万円 150〜325万円
2017年 140〜255万円
2018年 140〜255万円 160〜285万円
2019年 180〜295万円 190〜280万円 170〜325万円
2020年 185〜265万円 190〜280万円 215〜335万円

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C-HRのライバル車

C-HRのライバル車としてよく比較される車は、ホンダのヴェゼルやマツダのCX-3、日産のジュークなどが挙げられます。

【型式別】ホンダ・ヴェゼルの維持費と中古車価格帯

2018年6月2日

【型式別】マツダ・CX-3の維持費と中古車価格帯

2018年6月18日

【型式別】日産・ジュークの維持費と中古車価格帯

2018年6月11日

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