ブルーバードシルフィは日産が2000年から販売しているセダンです。
車名の頭にブルーバードの名前を冠して登場したブルーバードシルフィですが、位置付けとしてはブルーバードの後継車ではなく、パルサーの後継車としてサニーをベースに開発された車です。
この実態を踏まえて、現行の3代目モデルからはブルーバードの冠が取れシルフィの名前で販売していますが、この記事ではま便宜上まとめてブルーバードシルフィとさせていただきます。
車名のシルフィは風の精霊シルフに由来し、落ち着いた耳障りの良いネーミングが上質さが特徴のセダンにピッタリの名前となっています。
なおブルーバードシルフィは2005年、2012年にフルモデルチェンジを行っており、現在販売されている車両は3代目モデルとなります。(初代モデルのブルーバードシルフィは市場に出回っている中古車台数がわずかですので割愛させていただきます。)
以下ではブルーバードシルフィの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。



目次
2代目 G11系ブルーバードシルフィ(2005-2012)
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2代目 G11系ブルーバードシルフィの基本情報
2代目ブルーバードシルフィは2005年のフルモデルチェンジにより登場し、すべての型式に共通する記号から通称G11系と呼ばれています。
2代目 G11系ブルーバードシルフィの型式
2代目ブルーバードシルフィの型式はG11、NG11、KG11の3種類です。
このうちG11/NG11型ブルーバードシルフィは市場の中古車台数がわずかなためこのページでは割愛します。
2代目 G11系ブルーバードシルフィのグレード
2代目ブルーバードシルフィの主なグレード構成は以下のとおりです。
グレード | KG11 |
---|---|
廉価 | 20S |
標準 | 20M |
上級 | 20G ブロアム |
2代目 G11系ブルーバードシルフィのスペック
2代目ブルーバードシルフィのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
KG11 | |
エンジン | ガソリン |
排気量 | 2000cc |
駆動方式 | 2WD |
ターボ | 無 |
使用燃料 | レギュラー |
車両重量 | 1220〜1240kg |
想定実燃費 | 11.4km/L |
2代目 G11系ブルーバードシルフィの維持費の目安

2代目ブルーバードシルフィの維持費※は年間226,575円(月あたり約18,900円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
自動車税は排気量によって異なりますが、KG11型ブルーバードシルフィは1500〜2000ccの課税クラスに該当します。
また新車登録後13年が経過している一部の2代目ブルーバードシルフィは環境負荷の観点から自動車税が約15%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 13年経過 KG11 39,500円 45,400円 - 重量税
重量税は車両重量によって異なりますが、KG11型ブルーバードシルフィは1000〜1500kgの課税クラスに該当します。
また環境負荷の観点から新車登録後13年が経過した2代目ブルーバードシルフィの重量税は約40%増額されますが、維持費は標準税額をもとに算出しています。型式 標準税額 13年経過 KG11 12,300円 17,100円 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
2代目ブルーバードシルフィは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 KG11 114,000円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の2代目ブルーバードシルフィの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
KG11 | |
対人賠償責任保険 | 7 |
対物賠償責任保険 | 8 |
搭乗者傷害保険 | 5 |
車両保険 | 7 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
2代目 G11系ブルーバードシルフィの中古車価格帯
2代目ブルーバードシルフィ(KG11型)の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) |
---|---|
KG11 | |
2005年 | – |
2006年 | 10〜25万円 |
2007年 | 15〜35万円 |
2008年 | |
2009年 | 15〜60万円 |
2010年 | |
2011年 | 20〜65万円 |
2012年 |
3代目 TB17系シルフィ(2012-)
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3代目 TB17系シルフィの基本情報
3代目シルフィは2012年のフルモデルチェンジによりブルーバードの冠名を取ったかたちで登場し、型式の記載から通称TB17系と呼ばれています。
3代目 TB17系シルフィの型式
3代目シルフィの型式はTB17型のみです。
3代目 TB17系シルフィのグレード
3代目シルフィの主なグレード構成は以下のとおりです。
グレード | TB17 |
---|---|
廉価 | S |
標準 | X |
上級 | G |
スポーツ | S ツーリング |
3代目 TB17系シルフィのスペック
3代目シルフィのスペックは以下のとおりです。
項目 | 型式 |
---|---|
TB17 | |
エンジン | ガソリン |
排気量 | 1800cc |
駆動方式 | 2WD |
ターボ | 無 |
使用燃料 | レギュラー |
車両重量 | 1230〜1240kg |
想定実燃費 | 12.8km/L |
3代目 TB17系シルフィの維持費の目安

3代目シルフィの維持費※は年間214,175円(月あたり約17,800円)が目安となります。
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。
- 自動車税
自動車税は排気量によって異なりますが、3代目シルフィは1500〜2000ccの課税クラスに該当します。
また自動車税制改正により2019年10月1日以降に新車登録された3代目シルフィの自動車税は減額されますが、維持費は旧税額をもとに算出しています。型式 新税額(2019/10/1以降) 旧税額 TB17 36,000円 39,500円 - 重量税
重量税は車両重量によって異なりますが、3代目シルフィは1000〜1500kgの課税クラスに該当するため12,300円となります。 - 車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を50,000円としています。 - 自賠責
3代目シルフィは自家用乗用車に該当しますので、自賠責の金額は10,775円となります。 - 燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。型式 燃料代 TB17 101,600円
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。
ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年の3代目シルフィの型式別料率クラス※は以下のとおりとなります。
補償内容 | 料率クラス |
---|---|
TB17 | |
対人賠償責任保険 | 7 |
対物賠償責任保険 | 8 |
搭乗者傷害保険 | 10 |
車両保険 | 8 |
ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。
複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。
3代目 TB17系シルフィの中古車価格帯
3代目シルフィ(TB17型)の中古車価格帯は以下のとおりです。
年式 | 中古車価格帯(車両価格) |
---|---|
TB17 | |
2012年 | 40〜75万円 |
2013年 | 30〜95万円 |
2014年 | 50〜110万円 |
2015年 | 60〜125万円 |
2016年 | 70〜145万円 |
2017年 | 70〜125万円 |
2018年 | 70〜175万円 |
2019年 | 100〜210万円 |
2020年 |
ブルバードシルフィのライバル車
ブルーバードシルフィとよく比較されるライバル車としては、トヨタのプレミオなどが挙げられます。