【型式別】スズキ・カプチーノの維持費と中古車価格帯 | 車の維持費のことなら【コストメーター】

カプチーノはスズキが1991年から1998年にかけて販売していた軽の2シーターオープンカーです。

軽自動車という規格でありながら、ロングノーズ&ショートデッキ・FRを採用したフロント51:リア49のバランスの良い重量配分など、形だけではなく本格派のスポーツオープンとして開発され、登場時には玄人も唸る車としてコアなファン層から高い注目を集めました。

世界一居住空間の狭い車として表現されることもあるデッキには取り外し可能なルーフが構成されており、好みに応じてフルオープンスタイルやタルガトップスタイルなどを選択可能になっていることも特徴といえます。

車名のカプチーノはそのままコーヒーのカプチーノに由来し、カプチーノのイメージである「小さなカップに入ったクセのあるおしゃれな飲み物」を軽の本格スポーツ2シーターオープンのイメージと重ねて命名しています。

なおカプチーノは販売開始から販売終了までフルモデルチェンジを行っていませんので、販売モデルはひとつのみとなります。

以下ではカプチーノの型式やグレード、簡単なスペックなど基本情報を説明したあとで、型式ごとの維持費の目安、中古車価格帯を紹介していきます。

カプチーノ（1991-1998）

カプチーノの型式はEA11R、EA21Rの2種類です。

それぞれの型式は以下のとおり年式によって区分されています。

型式	年式
EA11R	1991.11-1995.4
EA21R	1995.5-1998.10

※EA11R/EA21R型カプチーノは年式が異なるものの、排気量や駆動方式は同等ですのでスペック・維持費の目安・中古車価格帯の項目ではまとめて紹介します。

カプチーノのグレード構成は以下のとおりです。

グレード	EA11R	EA21R
標準	ベースグレード
上級	リミテッド	–

カプチーノのスペックは以下のとおりです。

EA11R／EA21R

カプチーノの維持費^※は年間135,670円（月あたり約11,300円）が目安となります。

※自動車税＋重量税＋車検費用＋自賠責＋燃料代の合計額

維持費の算出根拠をみる

ー 維持費の算出根拠 ー
維持費はすべて1年間の費用として算出しています。
また重量税と自賠責の支払いは車検と同時に行いますので、重量税、車検費用、自賠責は2年に1回の車検の際に発生する費用を1年分に按分した金額になります。

自動車税
カプチーノは軽自動車ですのですべて同じ課税クラス（〜660cc）です。
またカプチーノはすべての年式の車両で新車登録後13年以上経過していますので、環境負荷の関係で自動車税が約80%増額され12,900円となります。
重量税
軽自動車の重量税は車両重量の大小にかかわらず同じ課税クラスとなります。
またカプチーノはすべての年式の車両で新車登録後18年以上経過していますので、環境負荷の関係で重量税が約30%増額され4,400円となります。
車検費用
車検代行料金、一般消耗品の交換費用などを含め車検費用を30,000円としています。
自賠責
カプチーノは軽自動車ですので、自賠責の金額は10,570円となります。
燃料代
年間10,000km走行、レギュラー1Lあたり130円を前提条件として、基本情報で説明した型式ごとの使用燃料と想定実燃費をもとに燃料代を算出しています。

型式燃料代

EA11R
EA21R 77,800円

型式	燃料代
EA11R EA21R	77,800円

ー 任意保険料について ー
任意保険料は加入者の年齢やフリート等級などによって大きく変動するため維持費の目安から外しています。

ご参考までに、任意保険料は型式ごとの保険支払状況に基づいて毎年料率クラスを算出しており、損害保険料率算出機構の定める2021年のカプチーノの型式別料率クラス^※は以下のとおりとなります。

※料率クラスは1～3に区分され、数字が小さければ保険料が安く、大きければ保険料が高くなります。

ほとんどの保険会社がこの料率クラスをもとに保険料を決定していますが、具体的な算出方法は各社に委ねられているため会社によって保険料は異なります。

複数の保険会社の保険料を比較したい場合は無料の一括見積もりサービスを活用しましょう。

カプチーノの中古車価格帯は以下のとおりです。

カプチーノとよく比較されるライバル車としては、同時期に販売されていたホンダのビートが挙げられます。

【型式別】ホンダ・ビートの維持費と中古車価格帯